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とか書いてみちゃったけど、ノープランですwww
思いつくままに書いてみます。
では、続きからどうぞ。 チャイムが鳴る。でも、教室には戻らない。
「よいしょっ……」
生まれて初めて、学校の屋上に上がる。
そこからは、校庭が全部見渡せる。気持ちいい。
……でも、見たくないものも見えちゃった。
「優樹、待って」
「何、加耶。今日は部活には行かないよ」
親友の加っちゃんが、優くんと話してる。
加っちゃんは、気難しい優くんと普通に話せる、数少ない人。
わたしと初夏ちゃんの幼なじみで、大切な親友。
なのに……。
「林檎」
後ろから、わたしを呼ぶ声がした。相手は振り向かなくてもわかった。
「光くん……どうしたの?」
「……大丈夫?」
「何が?林檎はいつもの林檎だよー」
ちょっと無理して、笑ってみる。光くんは苦しそうな顔をした。
知ってる。光くんは、いつもみんなを想ってくれてる。
今も、わたしを心配して来てくれた。
「いつもの林檎だったら、授業サボったりしないだろ」
「…………」
ズバッと言われて、苦笑しちゃう。
優くんが好き。加っちゃんが好き。
どっちも変えられない。
それを思うと、泣きそうになる。
涙が潤んできて、光くんに背中を向けた。すると———
「っ、光くんっ!?」
光くんが後ろから抱きついて来た。
急だったからびっくりしたけど、あったかくて、安心した。
「林檎には、優樹じゃなくても好きになってくれる人はたくさんいるよ」
————だから、泣かないで。
優くんたちはまだしゃべってて、相変わらず仲良さそうだったけど、それでも、苦しくならなかった。辛くなかった。
ありがとう、光くん。
光くんは無意識に抱きついてたらしくて、はっと我にかえると恥ずかしそうにして教室に戻って行った。
その後、加っちゃんに説得されてか、優くんが屋上にやって来た。
でも別に特別な感情は湧いて来なかった。
きっとそれは、光くんのおかげ。
いつだって蒼い空は、その日も蒼くて。
君みたいな優しい空が、わたしは大好きになった。
COMMENT
癒されましたぁ!!
光くんがかわいいですね。
いつも初夏の小説は楽しませてもらってます。
癒されたなんて……嬉しいです><
光くんは実は(作中に出てないけど(笑))光樹って言います。
これからも出てくるので、よろしくです(-^ω^-)
初夏 2009/07/26 10:08
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無題
ほんとだね。僕のと似てるw
でもしょーちゃんらしくていいと思う^^
あと、マフのキリバンの…
嬉しかったが礼は言わない←
透 2009/07/25 09:17 EDIT RES
Re:無題
あとで透くんの見てびっくりしたよー。
めっちゃ似てんじゃん……みたいなw
お礼は求めてないので別にいいよ。キリリクですから。
ほんとはお礼が欲しいとか言わないよ←
初夏 2009/07/26 10:06