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少年陰陽師二次創作
※この話の昌浩と彰子は小学校低学年くらいの設定です。
「冬」
それは、とても寒い冬の朝の事。
いつもより早く目が覚めたわたしは、二度寝をしようと思ったが、たまにはいいかと考え直し、洋服に着替えた。
部屋を出ると、まだ朝も早いというのに、2人が、いや、2人と1匹が雪の中ではしゃいでいた。
わたしが声をかける前に、あちらがてててっと寄ってきた。
「楓姉上、おはよう!」
「おはよう、楓おねえちゃん」
「おはよ。昌浩、彰子、もっくん。寒いのに朝から元気ね〜」
昌浩の肩に乗っていたもっくんが、わたしの肩に飛び移り、ツッコミをかます。
「お前が歳の割に外に出なさすぎるんだよ」
「うるさいよ、もっくん」
もっくんの鼻をちょいとつつく。
「楓おねえちゃん、いっしょに雪だるまつくろ!」
そう言って、彰子がわたしのてを引っ張ってせがむ。
「ハイハイ。じゃ、上着とって来るから、お庭で待ってて」
わたしは上着を着つつ、庭へ向かう。
そこでは、昌浩と彰子が小さい雪玉を転がしていた。・・・素手で。
「ちょっ、2人とも!手袋しないと霜焼けになるって!」
わたしが慌ててわたしより一回りもふた周りも小さい手に手袋をはめる。
「えへへ〜。忘れてた〜」
手袋をはめると、さっそく続きをはじめる。
20分くらい経つと、わたしより少し小さいくらいの雪玉と、それより一回り小さい雪玉ができた。
「これをのせるの〜」
「ふ〜ん・・・・ってわたしが!?無理無理っ!」
わたしが慌てふためいていると、背後に六合が顕現した。
「あ、六合」
「これを乗せればいいのか」
「うん。お願い」
六合は軽々と雪玉を持ち上げ、雪だるまを作った。
「やった〜」
「ふぅ」
わたしはやっと終わった雪だるま作りに息をつく。
タイミングを見計らったように、勾陣がおしるこを持ってきたので、縁側で食べる事にする。
いつの間にかやってきたじい様も一緒だ。
そう、これはいつもと同じ。楽しい一日の始まり。
いつまでもこうしていたいと願うほど、心地いい日々。
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やっと書けた・・・。
読んで下さったみなさん、どうもありがとうございました
今年もよろしくお願いします!
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