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切ない距離
「バッカじゃねー?」
「あははっ」
目の前にいるのは幼なじみにしてわたしの好きな人。今は友達としゃべっている。
「お?加奈、どうした?」
「ううん、なんでもないよ、颯」
手を振って席に着く。
・・・いつも、こう。話しかけたい。告白したい。でも、・・・・・・できない。
断られたら、拒絶されたら。そう考えると、いつも手が止まる。颯の肩に置こうとする、手が。
「はぁ・・・」
わかっている。わたしは弱いだけ。この関係を壊したくなくて。でも、この気持ちをわかってもらいたくて。でも、断られたら、いつも通りに話せない。きっと、朝の登校もできなくなる。それが嫌で。
後少し。少しの勇気があれば。
「弱い、か」
「加奈」
顔を上げると颯がいた。
「帰るぞ」
「うん」
この時間は、わたしの宝物。こうやって颯としゃべりながら下校できる。
でも、いつも言いたいことは言えない。近ければ近いほど、言えない。
この、切ない距離は。
いつになれば縮まるのだろう・・・
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あとがき
初小説、いかがでしたか?実は続きが書けなくてぶった切りました。
このお題は、TVというサイト様からお借りしました。
配布元:TV
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